天然精油にこだわるKomonsが、日本各地に眠る香りを訪ね旅をする「Komons香りの旅」。
第3回は、吉野ひのきの精油(エッセンシャルオイル)を製造している、奈良県吉野の喜多製材所さんにてヒノキ精油の抽出を見学させて頂いた際のお話。
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吉野は言わずと知れた全国有数のヒノキの生産地。
町には4つの木材市場があり、日本で一番製材屋の多い町と言われています。
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周辺の雰囲気は山深く、とても神秘的。
まるでもののけ姫の世界。(山中の写真を撮るのを忘れてしまいました...)
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喜多製材所は、その吉野の地でいち早く、20年以上前からひのきの精油に着目し、自分たちで抽出から販売までをおこなっている会社。
同じヒノキ精油の抽出でもその方法によって香りは異なりますが、今回はKomonsでも使用させていただいている水蒸気蒸留によるヒノキ精油の抽出プロセスを見せて頂きました。
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吉野ヒノキ精油の水蒸気蒸留
使用するのは、吉野ひのきを細かく粉砕したおが粉。届いた木材を蒸留する直前に粉砕し、出来立てのおが粉を使用するのがこだわり。
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釜の中で高熱の水蒸気を直接おが粉に噴射すること数時間で蒸留終了。
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ヒノキならではのフレッシュな香りがあたり一面に広がります。
まだまだ抽出できそうな香りがしますが、これ以降は一気に抽出率も悪くなり、取れる香りにもえぐみが出てきてしまうそう。
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これだけの大きな釜でも、1回に抽出できる精油は十数㎏程度。貴重な山の恵みです。
喜多製材所さんの吉野ヒノキ精油は、他のヒノキ精油と比較しても特に香りが明るく、爽やか。すっきりした香りに仕上がっています。
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その香りは、ハンドミルク・ハンドソープをはじめ多くの商品に含まれ、柑橘やフローラルの香りを下支えし、香りに丸みと厚みをもたらす役割を担うKomonsの香りには欠かせない存在です。
これからも吉野の山に思いをはせながら、その恵みを大切に使わせていただきたいと思います。