今回は、ファブリックミストやルームミストなど、Komonsの商品の多くに”天然の除菌/抗菌剤”として配合している”柿渋エキス”についてのお話。
Komonsの柿渋エキスは、愛知県産・愛宕柿の「青柿」と呼ばれるまだ熟していない状態の柿から採取されます。
その未熟な青渋柿をつぶし、果汁を木樽などで1~3年ぐらいかけて発酵・熟成醸造させた茶色の液体です。
柿渋の歴史は長く、なんと平安時代から生活のさまざまなシーンで使われ続けてきたと言われています。
建築の現場では、木材や板壁などの補強・防腐・防虫・防水剤として、さらには家庭の常備薬として傷に塗ったり、下痢止めとして飲んだりも。
渋柿は主成分としてポリフェノールの一種であるタンニンを豊富に含んでいます。
タンニンといえば緑茶やワインにも多く含まれていることで有名ですが、柿渋に含まれるタンニンはワインの20倍・緑茶の70倍とも言われています。
タンニンは体臭の原因となるノネナールやアンモニアを不活性化する働きがあるため、柿渋は衣類の染料としても用いられてきました。また、最近ではシャンプーや歯磨き粉などパーソナルケア用品にも柿渋を使った商品が増えています。
そんな柿渋エキスの唯一の欠点は、独特の「すっぱい」臭い。(柿渋を発酵させている倉庫に入ると、ものすごく強烈なにおいがします。。笑)
Komonsでは、先進技術によりそのすっぱい臭いを除去した上で、性能はそのままの「無臭柿渋」を使用しています。
100%植物由来の柿渋は、肌への負荷は非常に少なく、小さなお子様やペットがいるご家庭でも安心してお使いいただけます。
是非この機会に日本古来の柿渋エキスの素晴らしさを商品を通じて体験して頂ければ幸いです。